Special - 喜多修平
二人の 帰り道がもっと
続けと 何度も願った
夕日に染まる 街並から
聞こえる 明るい笑い声
右手が触れそうで触れない
心がもどかしすぎるよ
このまま 昨日と同じように
笑顔で サヨナラするのかな
いつも明るい君が ふいに黙り込む
「ちょっと待って」と気付けば
細いその手を
ギュッと握っていたよ
鼓動が伝わって 胸に宿る
初めての キスにときめく
これから何年経っても 忘れないよ
僕にとって 特別だから
君にとっても 特別だよね
歩幅を合わせて 笑い合う
何度も ズレを直しては
意味などないけど 嬉しくて
同じ「今」を描いている
素直に「好き」と 言えないけど
心は伝わってるから
この時 永遠ならいいな、と
何度も思っているんだよ
夕日がかくれんぼして 別れが近付く
「また明日」って言葉が やけに嬉しい
明日もきっと ここで
想いがつながって 時を越える
最高の キスをしたから
最初で最後だと 約束しよう
僕にとって 特別なんだ
君にとっても 特別でいて
鼓動が伝わって 胸に宿る
初めての キスにときめく
これから何年経っても 忘れないよ
僕にとって 特別だから
君にとっても 特別だよね
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