雨上がりに、窓際の花も嬉し涙
心は晴れないのに
あの日くれた洋服も
Ribbon も捨てたけど
この気持ちだけは消せないんだね
すれ違った貴方も
なぜか私と同じ瞳をしてる
その秘密知りたくて
深い森追いかけた
どこかが似てるの
あの日迷酔った「不思議の国」と
その花は恋のように咲き
夢のように果敢なく散る
神様がいたずらに撒いた
薄紅の魔法のせいで
きっと、この道はまだ
悲劇へと繋がっている
それでも、二人なら
歩ける気がしたんだ
「貴方の名前を教えてよ」
秘密一つ分け合えば
距離は縮まるのよ
身分や年代さえ飛び越えて
薄紅に照れるその木に
「チェルシー」って名前つけて
「この場所は、ないしょだよ」
それが二人の合図
貴方が咲えば、なぜだろう
嬉しくなるのは
この気持ちはほろ苦くて
時には胸が痛むのに
甘い香りに魅せられて
また独り夢で咲く
誰より貴方にとっての
一番で居たいと想うこと
それこそが
恋が生まれる瞬間だってこと
二人は、まだ気づかないままで
神様のいたずらは
何も言わずに突然来る
恋の花も、その笑顔も、
百年後も咲いてた筈なのに
あの花は恋の様に咲いて
夢のように果敢なく散った
神様は時計の針を
戻してはくれないけど
だから、まだ手の中にある
夢だけは放さないように
いつの日か舞台で
花を咲かせる日が来たら
「チェルシー」って名前で
歌わせて
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