灰景の空
♪
僕は独り 千鳥足で家路をゆく
僕の白い息が 湿るいつかの冬に
僕に残す 孤独の唄を書きませう
僕を飾る 知らない街のいつかの空
「灰景の空は今日も僕を見下して、もういいじゃないかって晴れの日も雨の日も僕に付き纏うんだ」
僕が過ごす 僕が過ごした時間とか
僕は忘れ 僕はいつか誰かになるから
僕に残す 孤独の唄を書きませう
僕が生きた 独り生きたいつかの部屋
強く生きたつもりです あの日僕へ
僕を呪う気持ちが 辛くのし掛かかる
優しい日とか 微笑む心はあったのかな
ずっと晴れる事ない 灰景の空は
悲し過ぎるね、悲し過ぎるね 僕の空
かっこ悪いかい 萎れ切ったはずの花弁に頼るだろう
情けなくて、情けなくて 泣いた空
生まれ変われず 擦り切らしてく、君の影に頼る
ボクハダレダッケ?
♪
僕の空っぽの 部屋が語る午前0時
僕を覗く 窓の僕に声をかけてみても
僕に睨む 僕の顔は黙ったまま
僕は僕を 唄うそんないつかの夜
寒い部屋の 片隅で夢を作ったね
漏れる扉からの 外の街灯光
寂しい時は 懐かしい幸せと眠って
朝は憂鬱広がる 灰景の空は
悲しさが泣く、悲しさが泣く 僕の空
かっこ悪いかい 萎れ切ったはずの優しさに縋るだろう
情けないまま、情けないまま 泣いた空
生まれ変われず 擦り切らしてく、夢の中に縋る
ぼくって—
♪
重ねた日々見た
雨に打たれた
夕暮れの隅で
一人泣いていた
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
晴れる事ない 灰景の空を僕は彩れず
悲し過ぎるね 悲し過ぎるね 僕の空
かっこ悪いかい 萎れ切ったはずの、花弁に頼るだろう
情けなくて 情けなくて 泣いた空
生まれ変われず 擦り切らしてく、君の影に頼るだろう
悔恨の色が咲く 5月の花雫が
僕を引き止める 知らない街角で
鮮やかな染め色に、包まれていたんだ
ハイケイノソラニウバワレテシマウマデ
♪
灰景の空
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