口に出してもう一回
ギターを鳴らして二拍
歌詞を書いてもう三節
四度目の夏が来る
誤解ばっかさ
手遅れみたいな話が一つ
頭の六畳間、君と暮らす僕がいる
忘れたいこと
わからないことも僕らのものだ
長い夜の終わりを信じながら
さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに
流れる白い雲でもう
想像力が君をなぞっている
あの夏にずっと君がいる
♪
生き急いで数十年
許せないことばかり
歌詞に書いた人生観 すら
ただの文字になる
言葉だって消耗品
思い出は底がある
何かに待ち惚け、百日紅の花が咲く
このまま、ほら
このまま、何処か遠くの国で
浅い夏の隙間を彷徨いながら
さぁ人生全部で君を書いたのに
忘れぬ口癖のよう
想像力が紙をなぞっている
指先にずっと君がいる
♪
もういいよ
さぁもういいかい
この歌で最後だから
何も言わないままでも
人生なんて終わるものなのさ
いいから歌え、もう
さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに
流れる白い雲でもう
想像力が僕をなぞっている
あの夏にずっと君がいる
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