貴方だけを憶えている
雲の影が流れて往く
言葉だけが溢れている
想い出は夏風揺られながら
朝目が覚めて歯を磨く
散歩の前に朝ご飯
窓の向こうにふくれ雲
それを手帳に書き留めて
歌う木立を眺めます
通りすがりの風が運んだ
花の香りに少しだけ
春かと思いました
貴方だけを憶えている
雲の影が流れて往く
言葉だけが溢れている
想い出は夏風揺られながら
昼は何処かで夢うつつ
ふらり立ち寄る商店街
氷菓を一つ買って行く
頬張る貴方が浮かびます
想い出ばかり描きます
この詩に込めた表情は
誰にもわからなくていい
いつか会いに向かいます
貴方だけを憶えている
雲の影が流れて往く
言葉だけが溢れている
想い出は夏風揺られながら
♪
夜に花火を観ています
いつかみたいな人混みで
名前も知らず呼んでいた
白い花を一輪持って
隣町から帰ります
列車の窓を少し開いて
夜がひとひら頬撫でて
風揺れる髪が靡く
貴方だけを憶えている
雲の影が流れて往く
言葉だけが溢れている
想い出は夏風揺られながら
この歌は夏風揺られながら
♪
朝目が覚めて歯を磨く
散歩の前に朝ご飯
丘の向こうにふくれ雲
ふいに何かに気付きます
心が酷く震えます
白百合香る道を走って
やっと貴方に出逢えた
そんな夢を見ました
貴方は僕に笑います
ずっと待っていましたと
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