あなたと出会えた過ちが
虚ろな世界を満たしてく
君に対する感情が
自分の手におえずにいるんだ
一粒の飴 無理やり噛んで
あなたと分け合うよろこび
寄りかかる君の重み
消えるぬくもりを 追いかけた
行かないで 堪らず晒した欲も醜さもあなたの手で 受け止めて
さよならを言いかけた唇
塞ぐためのキス
まだ 赦さない別れ
凍てついた水面に 心を隠す想い人
まるで罪人みたいで
舐め合う傷が癒えて
離れてしまうなら
あなたの胸を 切り裂いてでも
明日を繋ぐ
涙で世界を滲ませて
未来が見えないふりをした
夢が覚めても現実は
無様にただ続いていくんだ
「あなたの事を信じられない」
なりふり構わず叫んだ"
「今日こそは会いに行くよ」
首を横に振り微笑んだ
抱き寄せたあなたは
いつしか指をすり抜けて
風に舞い散る花びら
地に落ちた 行く末を
案じる資格などないと
もう 戻れない夜明け
愛された記憶も いつかは思い出に変わり
それすら忘れてしまう
幼い恋を捨てて 大人になるのなら
あなたと次に すれ違う日は
他人同士
もう一度会いたくて もう二度と会えなくて
間違えた場所まで引き返し 一人きりあなたのいない 穏やかな日々
慣れてしまう事に 怯えてる
ぎこちなく名前を呼んだら
君は振り向いて
懐かしげに はにかんだ
手に入れた 幸せを あなたに一つ打ち明けた
今日 指輪を決めたの
あの時に選んだ答え 悔やむ気はなくて
少しだけ疼く痛み
今の私を見ても 愛せはしないでしょう
変わらないまま 残る気持ちに
蓋を閉めた
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