夜という名の黒いマントだけが 一途に星を輝かせている
流れ星を探してみる 相変わらずの僕
偉くなったら愛されるなんて 哀しい噂を耳にしたけど
僕は君と仲良くなりたい そんな素直な気持ちに勝てるものはない
父の愛はただそこにあった 空の青が何気なく過ぎてくように
僕はその空の下で何も 気付かずに遊ぶ子どもでした
玄関のドアが開いたら 大きな声でおかえりって言うんだよ
大きな声でただいまって言うんだよ
大切なものはきっと 幸せなことはきっと もう あの場所にあったんだなぁ
被さってた夜が明け 透き通る朝焼け
初めてこの目で世界を 包み込めたような気がした
涙はこらえるものだって聞いた 涙はそれでも流れていった
一度も泣かず 何度も人と笑い合うなんてこと できっこないから
母の愛はただそこにあった 空の青が何気なく過ぎてくように
僕はその空の下で何も 気付かずに遊ぶ子どもでした
朝、友達に会ったら 大きな声でおはようって言うんだよ
恥ずかしいことなんかじゃない
大切なものはきっと 幸せなことはきっと もう あの場所にあったんだよ
遠回りもしてきた それも生きた証
僕は少しも 不幸なんかじゃなかった
時は過ぎ
こんなにも朗らかに 澄み渡る季節にも 悩んでばかりの僕を
座らせてくれる椅子がある
幸せになりたくて 方法がわからなくて ただ着飾ってばかりいた こんな僕を
優しく迎えてくれる故郷がある
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